羊のいない星にて

シンガポール きいろ日記

引っ越しの足音

久しぶりにここを開いてみたら、引っ越しについて書いてある。

そして、再び引っ越しについて書こうとしている…。

 

 

今の家に引っ越してきて、はじめて家具を買った。

ソファー、ダイニングテーブル、ベッド、本棚。

シンガポールでも家具付き物件が結構あるはずだが、今回は着いてない家にしたため基本のものは買う事になった。

 

が。

 

 

引っ越し、ふたたび!!!

 

 

ひょえーーー

また詰めるんかいーーー

家具、どうしよーーー

 

 

とにかく、現段階ではまだ、

ひょえーーーー

ってなっとるだけなので、なんもないんだけど、

とにかくひょえーーーってなっております。

 

本を、読む。

英語で書かれた本を読むってのを、数ヶ月前にはじめて体験した。

 

今まで確かに英語での本を買って、持っていて、眺めてはいたが
大抵がグラフィックデザインとかタイポグラフィー関連の本で
自分が興味のある箇所をつまみ読み、分からん単語がわんさかだけど
専門用語だから調べるしかないか…といった具合の読書(?)だった。

 

決められた箇所まで読んで、週に一回その内容について英語でディスカッションするというクラスに行ってみて、最初は、え、、、多い、、、むり、かも、。とか思っていたが、知らん単語は読み飛ばすってのをすると、案外さらさらーっと内容を掴む事ができる。

 

小説の場合が多く、1週間に100ページくらい。

受験のためとか、勉強のためとか、そういう風に思わずに、ただ内容を英語のニュアンスで掴むのに慣れてみるって感じで大量の文章を読むのははじめてだったかも。

 

クラスに、本にとっても詳しい人がいて、
その人の本に対する意見が、深くてかなり面白い。

 

よく考えると、日本語でもこんな感じのディスカッションってやったことない。


これ、学校とかでやればいいのに…って思ったけど、
日本では意見をはっきりと主張したり他人と違う意見があっても多数派に飲まれるだけだったりするんかもな。。

でもディベートの練習にもなるし、国語の時間にやったらいいのに。

 

クラスはいったん終了したけど、
読もうと思ったら単語わからんでも読めるのね、ってことがわかったので
面白い本を開拓したいと思ったり…してるけど
とりあえず今まで読んだ本のわからん単語をちょっとくらい調べようかな。

放置のままだと、あ、例のわからん単語じゃ。ってのが頻発する。
(しかも高校生レベルの単語)

 

言語の勉強って、果てしないな…

 

工事サウンド

上の階のドリル音が落ち着いたと思ったら、
今度は隣の敷地にあった住宅展示場の取り壊し作業で、日々うるさい。

まぁ、真上の部屋でドリル使われるよりかは遥かにマシだけど、なんせ朝が早い。

 

別の言い方をすると、よく働くなぁ…とも思う。

 

朝8:30から、夕方6時まで。キッチリこの時間だ。
しかも、イギリスと違うなあと思うのは、土曜日もやるってところ。

大抵どこの工事も、土曜日も、深夜も、やっとる。
キリスト教の国とは違うなーと思う。

 

とはいえ、朝の8時半に、コンクリートを打ち砕くドリルの音が辺りに響き渡り、
それと共に舞い上がる粉塵…

せっかく最近涼しいから窓あけて気持ちいい風〜とかしよったら、
あっという間に掃除したての床がザラザラに。

くぅ…っ

 

まぁ、ストレス具合は5段階中の2くらいかな、、、この工事。

 

早く完了してください。

カープと父

父「初めてカープを観に行ったときのことを、わしゃぁ今でもよぅ覚えとるで。

  市民球場がまだなかったけーのう」

私「そうなんじゃ」

父「横川駅で乗り換えんといけんかったんよ」

私「どこだったん」

父「観音の県営球場ようね。

  球場まで歩いていくところの両脇には出店がようけ並んどってのぉ、

  麦わら帽子をお父さんに買うてもろうたのを覚えとるわい」

私「夏だったん」

父「そりゃ忘れたけど、あの頃はナイター無いけえね。デーゲームじゃけ暑いんよ」

 

 

子供の父が、若かった祖父に買ってもらった麦わらを嬉しそうにかぶるのを想像したら、

先日お見舞いに行ってほとんど喋れなくなった96歳の祖父が浮かび、

人生と時間の流れについて考えた時間でした。

お湯を沸かす

言語によって、そのものを差す言葉のバリエーションが全く違うことがある。

ある言語では、色んなタイプの「雪」を表す言葉があるのに、「雪」自体を表す言葉は無いとか。

んで、ずっと、なんで?!って思っていたことが。

 

英語で、なぜに「お湯」という言葉が無いんだろうか…。
めっちゃ基本的な、生活に密着した、多くの国で見ることのできる「お湯」。
わざわざ「熱い水(hot water)」って…。

 

「湯という言葉が英語には無い。なんでーー???」

 

と、我が家の英語ネイティブスピーカーに質問してみた。

すると、意外な返事が…。

 

「それより、なんで日本語で「お湯を沸かす」って言うの???
 沸かす前は水だから、「水を沸かす」んじゃないの??」

 

うーーーーむ。。。。確かに。。。

 

結局二人とも、質問のみで回答できず、
ふたつの疑問が残っただけでした。

がっくり。

 

母国語でも知らないことってあるよね
ってことで。

 

ことばのプロに回答を聞きたいところ。
編集部の人とかに聞けば答えてくれそう…。

 

 

知りたい、ちゅうざい

ロンドンにいた頃にはほっとんど出会う機会が無かったが
シンガポールにいる日本人のほっとんどが
駐在という形でやってきている。

いや、ロンドンにも駐在の人はたくさんいたのだと思うけど
違うきっかけで渡英してる人も結構いるので
たまたま出会うチャンスがなかっただけかもだけど…

 

私は、その、「駐在」ってものを本当に知らない。

 

会社単位で生活しなきゃだから、
妻たちに夫の上下関係が影響してきて大変って話は
なんとなく聞いたことあるけど、
駐在員と駐妻(駐在員の妻を略してこう呼ぶのだそう)にとっての
「当たり前」を、知らない。

ので、最近、その当たり前を聞いてはびっくりする。

駐在する国によってまちまちだけど
会社はものすごいお金をかけて、駐在員を駐在させている。

 

昔はいくらいくらだったのに、今はこれだけしかもらえない!

 

みたいなんを聞くけど、
えぇ!それも出してもらえるの!?
と、そもそもの考え方が違いすぎて、ほんまにビビる。

日本の会社の手当って…すごいな…

一定額の住宅手当、シェアのこともあるが車支給、
一時帰国の交通費…

 

それだけのお金をかけても、
その人が駐在することによって会社に利益がでるってことよね。

てことは相当の価値のある人間が駐在しとるってことよね。

 

ちなみに、日本以外の会社で他の国の人が駐在する場合には
日本の会社みたいに手当がどっさりってことは少ないらしい。

業界によるとは思うけど。

 

それで、考えてみると駐在関係なく、
イギリスで交通費支給の会社なんて聞いたこと無いってことを思い出す。
1日往復で8ポンド(1300円くらい)以上かかっとったわ、そういえば…。高!

日本だと、普通に日々の交通費出ん会社とかありえんわ!くらいの感じだけど
そこは会社への忠実心とか考え方が違う、というか日本独特の感覚なんかな。

 

そもそも、大手のでかい会社で働いたこと無い人間が
受けたこと無い手当のこととか聞いてもよくわからんのは当たり前か…。
業界も限られたものしか知らんしな、私。

 

とにかく、日本の会社の手当ってのは相当なもんだなぁと。
手当が無いと、海外で働きたい!って日本人が少ないって事実も
かなり関係あるとは思う。

これは、転職がマイナスイメージにつながる(多分現状もまだそうよね)
日本の文化?みたいなのが影響するんだとは思うけど。

転職して独自のスキルを海外で身につけるって感覚は
多くの日本人にあるわけではないんだろうな。

 

謎多き日本人の駐在関係。
ちょっとずつ知っていけるのかな、と思う今日この頃。

シンガポールの新築物件

ネットがやっと繋がった!ひゃっほう!

 

ということで、ネットが繋がるまでの
引越メモをば。

 

もちろん賃貸の話しかよくわからんが…

日本人の感覚からすると、新築って!高いんでしょ!って思うかもだけど
シンガポールでは新築よりも3~4年経った物件のほうが高い。
そして、人気。
基本的にシンガポール人以外が住むマンション(コンドミニアムという)は、まじで高い。ロンドン並みかも…。我が家のように会社から手当のもらえない人間にとっては、少しでも安いところにしたい感じだ。

 

ちなみに、新築が少し価格を下げてある理由は

 

初期不良が多いから

 

とのこと。


うふふふふふふ

初期不良どころか、悲しいことに家の不具合に慣れてしまった私からすると、そんなそんなって感じなので、そこらへんは特に問題にならず。Gがいっぱい住んでいらっしゃるところよりか全然問題ないわ。

 

ということで新築のコンドミニアムに引っ越した。

 

初期不良は早速数個(鍵が壊れている、鍵が鍵を使わずに外から開けられる、トイレの水漏れ等)あったんだけど、そこまで大変だ!緊急だ!ってものはなくて、それ以上にちょっといやかもと思ったのは、音。

新築すぎて工事がまだ進行中らしく、朝の8時半くらいから、どどどどどどどどががががががががががきいいいいいいいいいいいんういいいいいいいいいいいいんどどどどどどどどどどどど…  と、、、、ものすごい音で何かを行っている。

 

特に真上か真下で棚とかの立て付けをしていると、音とともに地響きもすごい。

たぶん家にいる時間がそんなに長くない人ならいいかもしれんけど、仕事探し中の身としては家にいる時間がどうしても長くなってしまう。

 

うるさい…。

 

 

解決策としては、、、大きな音で音楽を聴いて紛らわしたのでした。