羊のいない星にて

シンガポール きいろ日記

知りたい、ちゅうざい

ロンドンにいた頃にはほっとんど出会う機会が無かったが
シンガポールにいる日本人のほっとんどが
駐在という形でやってきている。

いや、ロンドンにも駐在の人はたくさんいたのだと思うけど
違うきっかけで渡英してる人も結構いるので
たまたま出会うチャンスがなかっただけかもだけど…

 

私は、その、「駐在」ってものを本当に知らない。

 

会社単位で生活しなきゃだから、
妻たちに夫の上下関係が影響してきて大変って話は
なんとなく聞いたことあるけど、
駐在員と駐妻(駐在員の妻を略してこう呼ぶのだそう)にとっての
「当たり前」を、知らない。

ので、最近、その当たり前を聞いてはびっくりする。

駐在する国によってまちまちだけど
会社はものすごいお金をかけて、駐在員を駐在させている。

 

昔はいくらいくらだったのに、今はこれだけしかもらえない!

 

みたいなんを聞くけど、
えぇ!それも出してもらえるの!?
と、そもそもの考え方が違いすぎて、ほんまにビビる。

日本の会社の手当って…すごいな…

一定額の住宅手当、シェアのこともあるが車支給、
一時帰国の交通費…

 

それだけのお金をかけても、
その人が駐在することによって会社に利益がでるってことよね。

てことは相当の価値のある人間が駐在しとるってことよね。

 

ちなみに、日本以外の会社で他の国の人が駐在する場合には
日本の会社みたいに手当がどっさりってことは少ないらしい。

業界によるとは思うけど。

 

それで、考えてみると駐在関係なく、
イギリスで交通費支給の会社なんて聞いたこと無いってことを思い出す。
1日往復で8ポンド(1300円くらい)以上かかっとったわ、そういえば…。高!

日本だと、普通に日々の交通費出ん会社とかありえんわ!くらいの感じだけど
そこは会社への忠実心とか考え方が違う、というか日本独特の感覚なんかな。

 

そもそも、大手のでかい会社で働いたこと無い人間が
受けたこと無い手当のこととか聞いてもよくわからんのは当たり前か…。
業界も限られたものしか知らんしな、私。

 

とにかく、日本の会社の手当ってのは相当なもんだなぁと。
手当が無いと、海外で働きたい!って日本人が少ないって事実も
かなり関係あるとは思う。

これは、転職がマイナスイメージにつながる(多分現状もまだそうよね)
日本の文化?みたいなのが影響するんだとは思うけど。

転職して独自のスキルを海外で身につけるって感覚は
多くの日本人にあるわけではないんだろうな。

 

謎多き日本人の駐在関係。
ちょっとずつ知っていけるのかな、と思う今日この頃。