羊のいない星にて

シンガポール きいろ日記

49歳の若い国

シンガポールは、デザイン全般について
まだまだ出来ることがたっくさんある国に見える。

 

昨日49歳の誕生日を迎えた国。

若いとなかなからしさがあふれ出てくることは少ないんかなぁ
でも、らしさを発見して見せて行くことができると思う。たぶん。

いや、ぜったなんか出来るよ、この国。

ロンドンと比べてみてもあんま意味無いけど、
そして特にロンドンラヴ!な人間ではないけど、
デザインに意識が行っている感覚はかなりある街だったな、ロンドン。

表面的すぎるものが多いというのは問題点だと思うけど。

 

シンガポールに来てまだ混乱中なのが、
え、英語が公用語って…中国語がほとんどじゃん
っていう謎。

書き文字と話言葉がちがう場合、
どっちの文字のほうが効果的に読めるのか…
広告とか、両方かいてあるものもあるしどちらか一方のものもあるし
不思議だわ。

人々が「素敵なデザイン」を求めているのは確かなんだけどな。

現状は若干残念状態だな…。

シンガポールの文字と言葉

シンガポールは英語が共通語

って思って来て、確かにそうなんだけど、
シンガポール人の多くの話し言葉は中国語のようだ。

 

標識やメニュー、新聞など、
「読む」ものはだいたい英語。

家族や友達と「しゃべる」時は
だいたい中国語。
(マレー語とタミル語はまだしゃべり言葉の特徴がつかめず…
 けどたぶんしゃべられとる)

 

MRT(地下鉄)の標識は、大きく英語で駅名が書いてあるが
その下に中国・マレー・タミル語が書かれとる。

 

駅や車内での放送は、英語。時々中国語。

中国語の表記は、
City Hall 駅は政府大厦、Queen's Town 駅は女皇鎮のように
英語の駅名のところに意味が着いているように見えて面白い。

 

あと、フォントが…

アルファベットのフォントが、なんとも読みにくい。
主に標識で共通しとるのが
やたらとコンデンスドが多いのとカーニングがめっちゃ詰まっとる。

だんだん慣れてきた(慣れていいのか?)けど、
最初チャンギ空港からのタクシーから道路標識を見て
あまりにも読みにくすぎてかなりびっくりした。

 

今のところの予想では、中国語と一緒に表記するとき
幅がどうしても英語のほうが長くなるので
コンデンスドじゃないと中国語が開きすぎるがな
ってなってそれがスタンダードになったんかなーと思っている。

 

フォント、気になるのでもっと調べたいところ。
まだまだ住むにつれてわかっていく(気づいていく)ことがあるんだろうなー。

 

 

働く人々

ランチの時間に中心部をうろつくと、

仕事の昼休みで出てきた人々がいっぱいおる。

 

最初この国をうろついた時、みんな小奇麗な恰好(かわいい服装という意味ではない。買ったばかりの服っぽい感じ)しとるなぁという印象があって、洋服や靴やカバンが新しめの人が多いな…と思った。

 

仕事があるんだろうな。

 

仕事があるから働く、働くからお金がある、お金があるから買い物をする、といった流れが…これが今ノッている国の雰囲気なのか…と考えながらうろつくと、とても面白い。

 

あと、オフィスが集まる場所の働く人々の集団に、女性の多いこと!

 

一見、日本の汐留とかそのあたりに似とるなぁって感じだったが、
おっさんの集団をまだ見かけたことない。
もしかしたら女性が多いってのはたぶん単なる印象で、全員が働いとるんかな。

 

なんか、ますます働きたくなってきたわ。

 

そんなふうに、

働く人々から、そっと刺激を受けたりしている。

仮住まい

住居探しが始まろうとしている。

 

えっ

今から?

 

みたいなタイミングだけど、今から。

 

効率的に行動したいけど、まず慣れることから始めるべきだと主張する人が観光とかをしたいって言うため、しょうがなくだらだらとしとった。

 

が。

さっさとビューイング始めたい…。

ショック・メモ

ロンドンからシンガポールに引っ越して、というか

まだ旅行くらいの期間しかおらんけど

カルチャーショックのような衝撃がすごい。

ロンドンへ引っ越した時よりも今のほうがショックがでかい気がする。

 

日本から引っ越して来たらそこまで思わんかったかもだけど、

あまりにもロンドンと違いすぎて…

食べ物が美味しいってのはわかっていたものの

実際にどこに行っても食べ物の選択肢が多いこととか、地下鉄の安さとか、物の多さとか…

 

特に、重視されるポイントが違っていて、かなり新鮮。

日本と共通する点な気がするが、便利!美味しい!が大好きな雰囲気。

あまりにもあふれかえる商品たちに圧倒される。

 

あんなに探し回っても類似品すら見つけられんかった物たちが、簡単に手に入り、あらゆる場所にあるように見える。

 

当分はこの驚きの渦に巻き込まれてみようかな。