羊のいない星にて

シンガポール きいろ日記

のりもの

 

広島をもっと都市化した感じ

 

シンガポールの個人的なイメージにこれがあるんだけど、
というかビルがバンバン建っとる感じは全くちがうものの…
その原因の一つにMRTがあると思う。

MRT= マス・ラピッド・トランジット (シンガポール) - Wikipedia

 

道の上を走る車両の音、乗っとるときにやんわり地下に入る感じ。
時々、アトム?ってなる。

 

アトム(アストラムライン)

 

中身の印象は全然違って、
MRTのほうがずいぶん広いし新しい車両も多い。

そして、数本のラインがあって、頻繁に来る。

 

今までロンドンで住んどったのが地下鉄圏内ではなく、地上を走る電車(ナショナルレール)が最寄駅だったため全くそれっぽさを感じなかったが、

ここでは、違う場所、違うもののはずなのに、同じ乗り物ような感覚になる。

 

共通点は、中心部から30分くらいかかる場所ってことかな…
実家も、ロンドンにおったとこも、今おるとこも。

 

MRTに乗ってても景色がほっとんど変わらんので、つまらなさはあるものの、ちゃんと来る!ゴミが散乱してない(駅、車内では飲食禁止のため)!頻繁に来る!ってので、文句はありませんです。はい。

社会のイメージと個人

日本で美味しいものをたらふく食べて
シンガポールに戻ってきた。

 

こうも短期間にいろんな国を行ったり来たりするのは初体験かも。

行ったり来たりすると、その国に降りたった時に
とても客観的な印象をもてる。

 

 

東京で、乗り換える駅を選択ミスって
階段しかないところを重たい荷物持って上り下りするはめに。

エレベーターもエスカレーターも
そっち側に行くには無い。なぜ…。

スーツケースを二つ持っていたのもいけんかった。

一段ずつを、よいしょ、よいしょ、と下りていたところ、
だ、、誰も手伝ってくれず!
これは前にも思ったことあったが、今回は本気で重たすぎて、しかも両手にスーツケースで、よろよろっよろよろっ って下りていたんだけど、ほんまに誰も手伝ってくれん。

 

東京、こえーーーーー!!!つめてーーー!!

 

って、残念な気持ちになったわけだけど、


東京で会って話して食べて飲んで~を一緒に楽しんだ友達のことが、
最高な人間たちだわーーー!!!って、
私の友達って全員尊敬できて、見習いたいと思うことが多々あって、あんなふうに自分もなれたらなぁと感じるわけだ。

 

何が言いたいかというと。

 

大きなかたまり(社会)として見た「東京」が、冷たくて他人に無関心なように見えて、
個人のレベルで見た「東京」は、あったかくて素敵に見える。

 

同じ東京のイメージなのに、まったく違う。

 

そして、東京にだけに限らんとも思う。

 

ロンドンは表面的には親切に見えるが、個々は個人主義で他人と距離を置く人が多い印象。もちろんロンドンの場合は外人だらけだし、イギリス全体とは違うけど、それこそがロンドンのイメージなんだよなぁ。

これは批判的な意見ではなく、表面的に親切に見えるってのも、かなり大事だとおもう。表面的に親切なだけで、他人とのコミュニケーションがスムーズになって、いやな気分になる必要がなくなる。ちょっとしたことなんだけど。

 

シンガポールは、まだ来たてほやほやのため
この、全体のイメージしかまだ見えてない。

 

国の印象と、個人的に知っているその国の人の印象は、必ずしも一致しない。

 

不思議だなぁ。

 

って考えるうちに、国って単位はいったいなんなんだ
というよくわからん穴に入っていきそうなので、この辺までにしとこ。

 

これから、個人としてシンガポールを見ていくのが
なんだか楽しみだわ。

どんな人に出会うのかなー。

染みついた東洋医学

食べることが好きで、健康なのが好きで、
おいしく食べることが健康に繋がる。

 

みたいな考え方って、東洋医学的なのかなぁとふと思う。

薬局に、漢方薬と普通の薬がならんどる。
うを!漢方薬が普通に!!
とか変な錯覚により一瞬興奮してしまったが、
よく考えると、日本でも普通に売っとるわ。葛根湯とか。

 

ロンドンでも中華街とかに漢方薬局はあったけど
普通の薬局では漢方薬を見たことない。
あったとしても4年間気づかんレベル。(わたし比)

 

迷信だ、思い込みだという欧米人はたくさんおる。
オリもそのひとり。
(でもなぜかウコンの力はめちゃ効くって言う…)

西洋医学でもプラシーボを信じて利用するなら、ある意味
なんで漢方薬は信じんのか、謎だ。

 

で、日常的に漢方薬が身近にある生活をひっさびさに体験すると、
なんとも漢方薬というか、東洋医学の考え方が
結構自分の中に染みついたままだったことに気が付いた。

というか、子供のころから生活の一部だった。

 

なんというか…
日本人から見ると、漢方薬は「中国のもの」ってイメージで
「欧米のもの」と同じような、外国のものとしてあるもんだと思いこんどった。

 

いやいや、馴染んどるわ。日本に。

そういう考え方が全くなかったイギリスから、
日本にある程度似た状態、もしくは
中華人が多いため日本よりも漢方薬が豊富なシンガポールに来ると
日常の東洋医学がめちゃくちゃ特別なものじゃなくて
自分にとって日常的なものだったって、思い出した感じだ。

 

どっちも良いとこどりしたらいいんじゃないかね。
東洋医学も西洋医学も。

 

スーパーで、薬膳スープのもととかを
普通に買えるシンガポール。

たぶんシンガポールにしか売ってないものではないだろうけど
驚きのパッケージのものが結構あるので興味深い。

 

 

あふたーゆー

日本の旅番組が、英語の字幕付きで放映されとった。

温泉!うおーー!
いいなーーーはいりてーーー!!!

という興奮はさておき、
字幕と日本語の小さな違和感が
ちょっと面白く感じたセリフがあった。

 

女性2人と男性1人がナビゲーターとして
温泉宿に入って行き、
「おぉー!素敵なお部屋ですねー!」とか言いながら
宿をうろうろするシーンで、
女性のナビゲーターが

「どうぞどうぞお先に!」

と男性を先に部屋に通して女性二人があとに入る。

 

日本語で日本人の習慣としてはとっても普通なんだけど、
そこに英語字幕で

「After you」

って出ると、なんとも不思議な違和感。

 

英語でAfter youって使う場合は、客と店員とかの関係性でない限り
男性が女性に使うシーンが圧倒的に多い。

(日本語で)聞いて、(日本人の行動を)見て違和感ないのに、
(英語を)読んで違和感を感じるという不思議。

 

習慣って興味深いなぁと思った次第。

 

アイヤー

先日、セブンで涼んでいたら
(シンガポールのコンビニってセブン以外あるんかな)
新聞を購入したおっさんが

 

「アイヤー!」

 

って言った。

 

アイヤーって、ほんまに言うんじゃ。
「ぎゃふん!」みたいな存在(漫画では使うが実際には使わん)かと思っとった。

 

たぶん、中国系シンガポール人ではなく
中国系中国人のおっさんだった。
あいやー!元気?今日はなんか蒸し暑いな!
ってレジのおっさんに話しかけて、「xxドルです」って完全無視を食らっとった。

 

あいやーおっさんかわいそうに。
そのおっさんが特別なんか、アイヤーって普通に使うんかはまだわからんけど
生アイヤー、初体験でした。

 

家探し難航

はじめて来た場所の住むところを決めるのは
土地勘がなかったりして大変なのはわかっとる。

でも、いちばん困っているのは…

 

欧米人と日本人の、家に対する条件が違うこと!

 

これは、そもそもシンガポールに限らず
ロンドンでも何度も「えっそこ?」
という所を気に入ったり気に入ってなかったりで家探しが難航したものだ。

そして、わたしとオリだけに限らず、いろんな人を見たうえで
日本人と欧米人とでは家を選ぶポイントが違うことを確信している。

(子供のいる家族はあまり周りにおらんかったのでそれは不明)

 

個人的な意見では、
一般的な日本人(アジア人全般かもしれないが主に日本人)は
「家の内側と地域の利便性」(部屋の位置や向き(西日が入って暑いかどうかとか)、料理や洗濯のしやすさ、通勤通学に便利か)を重視する傾向にある。
それに対して欧米人は
「広さ、静かさ、街のイメージと雰囲気」…とくに広さが重要という人が多い。

 

やっぱり日本人、特に東京とかの都会に住んどる人は
狭さにある程度慣れとるので、え、ひろいひろい、十分スペースあるがな
って物件でも
欧米人には「狭い」に分類されてしまう。

 

特に意識して、欧米人っぽいオリ!というわけでも、私ってなんて日本人的な…!ってわけでもないんだけど、
ほんと無意識に… 書き出してみた条件をみると、やっぱり…ってなる。

 

そして、どうやらここシンガポールでもそうみたいで、
欧米人は一戸建てみたいな家(そんなに数はないが)とかを好み、コンド(という高級マンション)の高層階には住みたがらないそうな。

とはいえ、この国はほとんどがドーンと建った四角いビルだらけであって
なんとかオリの希望に合うものを探すのは難しい…。
私的には、条件に広さも街の雰囲気も含まれないから
数個の妥協のみっていう許容範囲内の部屋は何個か見たんだけど。

 

オリの連日の多忙(入社以来、土日も休みなしでほぼ毎日朝方まで働いている。大丈夫か…この会社…)により、判断力に欠けてきとるし。。

 

いい家に巡り合いたいよ、はやめに…。

ショッピングモールの群れ

シンガポールのショッピングモールの多さは
来て数日で飽きるくらい(何も買ってないからかもだけど)どこにでもある印象。

涼しいし、トイレもあるし(こればっか言っとる)、
それはそれでいいんだけど
ひとつとっても疑問に思うのは、

 

みんなネットで買い物、せんのんかいな?

 

いやはや、店に行って実際のものを確かめて買う派じゃけ
もちろん買ってすぐ手に入るのは嬉しい。


ただ、ロンドン…というかイギリスって店舗に物がないことが多々あって
注文しとくからいついつに取りに来て、もしくは
ウェブサイトから買ったほうがお得よ、みたいなことが頻繁だったためか
ネットは先進国でかなり普及して、実店舗はどんどんなくなっていくんだろうなぁ…
とぼんやりと思っていたため、
シンガポールのショッピングモールの群れに昔っぽくて逆に新鮮というか
ネットショッピングはまだ利用者が少ないんかな~と感じる。

 

違うんかもしれんけど。

 

個人的には、よっぽど手に入りにくい物以外は店でうろうろと探し回るのが嫌いじゃないけー特に大問題ではないんだけど。

イギリスでも、注文したら期日通りにちゃんと届いてくれるなら多様したかもしれんが
そんなわけなく…届かず、遅れ、などなどを考えると
結局実店舗のほうがいいわってなるんよね。

 

シンガポールではどうなんじゃろ。

まだ謎。